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鑑定士ハチの部屋

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金継ぎ その3

「ウルシカブレ」が怖くて重い腰がなかなか上がらなかった
「金継ぎ」ですが今日少し取り組みました。
(かぶれにくい漆を利用ですが小心者ですから真面目に怖いのです)

「砥の粉」「金継ぎ用漆」
金継ぎ その3_b0246869_16522079.jpg
「砥の粉」を少しの水で混ぜて、同量の「金継ぎ用漆」を加えて
かき混ぜて「錆漆」を作る。
金継ぎ その3_b0246869_16523385.jpg
下の茶碗は沖縄の焼き物ですが我が家では抹茶碗として使用していま
す、口縁に釉ハゲとカケがありますのでここに「錆漆」を塗り
補修していきます。

金継ぎ その3_b0246869_16530000.jpg
下の写真はソバ猪口、口縁にカケがありますので「錆漆」を塗り
補修します。
金継ぎ その3_b0246869_16531573.jpg
下のは「長猪口」、普通にある「猪口」よりかなり胴長です。
日本酒好きの方には嬉しい猪口でしょうね。
20客程度ありますが大部分は口縁にカケがありますのでこれも
補修していきます。
金継ぎ その3_b0246869_16532731.jpg
「漆」は「湿気と温度」がないと乾かないとの事です。
パットにタオルを濡らして敷きます。

金継ぎ その3_b0246869_16534076.jpg
パットの中に器を乗せる台を入れます。
金継ぎ その3_b0246869_16535670.jpg
下の写真は今回、口縁に錆漆を塗り補修した器達です、並べて乾く
のを待ちます。
金継ぎ その3_b0246869_16540760.jpg
「錆漆」が乾くのに1~2週間かかるそうです。
その後の作業は余分な錆漆のケズリ取り作業があります。
塗ってはケズリの作業を数回繰り返すそうです、完成までには
数か月かかるそうです。

by kahohira | 2014-12-02 17:51 | 骨董 | Comments(0)