新年おめでとうございます。
旧年中は大勢の方々にブログをご覧いただきました。
大変うれしいです、これからも続けていく励みになります。
金継ぎその6
前回に錆漆でホツ、ハマグリ傷を補修した蕎麦猪口です。
このような感じで補修しました、縁の黒く見える所。
「錆漆を塗る、カッターで削る、サンドペ-パで慣らす」を二回繰り返した。
こちらは長猪口です。
縁の黒い所、この長猪口は薄作りでキズが入りやすいようです。
古伊万里、江戸中期、水注、染付草花文。
江戸中期の古伊万里は成型、絵付は丁寧に作っています。
外見上は無傷にみえますが蓋の裏は。
ハマグリ傷があります、キズの凹みは錆漆で埋めました。
清朝時代の小鉢、縁にあるカケを埋めました。
沖縄の茶碗、陶器でキズが大きくてあと一回は埋工事が必要です。
金継ぎの作業は長期間に渡り、簡単には終わりませんね。
今回、経験した「金継ぎ」はプロに依頼すれば高額になると思います。
次は弁柄漆を筆で塗り、乾く前に金属粉を置いていく作業になります。