鑑定士ハチの部屋

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古壺

今回は古い壺の紹介です。
緑釉壺
前漢後期頃の壺、当時の銅器は高価なため、埋葬 用に土器で作った物。
2000年位土中にあると緑釉は銀化するそうです、3000年すると金化
するそうです、この壺は一部銀化しています、金色に見える所もあります。
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はそう
5-8世紀(古墳時代)の須恵器です。
胴部に穴が空いています、ここから筒を入れ中の液体を飲むのだそうです。
寒風古窯のものと考えています。(中央政権に献上するための古窯)
特長は色白で自然釉がかかっている、須恵器としては綺麗。
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扁壺
須恵器、水筒や穀物の種入れとして利用したもの。
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弥生土器
矢作川川床遺跡出土(愛知県)紀元前300-600年
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タイ・ハンネラ土器
15世紀頃、素焼きの素朴なもの、日本の茶道具として利用されたとの事です。
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ペルシャ耳つき壺
紀元前、かなり古いように見えます、黒く焦げたような所が見所でしょう。
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    次回は六古窯です。
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by kahohira | 2012-12-26 12:46 | 骨董 | Comments(0)

オールドニッポン

オールドノリタケは有名ですし、一度紹介してますのでご存知と思います。
しかし、オールドニッポンは知らない人は多いでしょう。
オールドノリタケは明治~昭和20年までに日本陶器会社(現:ノリタケ㈱)
で輸出用に製作された陶磁器ですが同時期に名古屋の他社でも製作して
いました。
その他社製品がオールドニッポンです、割合は50:50%だそうです。
オールドニッポンを製作した会社は現在は存在せず資料も無いそうです。
そのためでしょうかオールドニッポンは知名度も低くかつ、低価格です。
しかし、そのうち見直し買いが入るかも知れません案外狙い目だと思います。
下の花瓶はキンジョウ銘のオールドニッポンですが、オールドノリタケと見
間違えるような出来の良さと思います。
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下の花瓶もオールドニッポンですが銘はかすれて読めません。
いずれも海外からの里帰り品です。
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下のコーヒカップも里帰り品です、銘は名陶(名古屋製陶所)ですが現在
では名古屋製陶所は実在しません、当時の資料も無いそうです。
名古屋製陶所の製品は日本陶器の製品と比べても数・品質ともに大差は
無いと思います、このカップも古格が有って良い物だと感じています。
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下のカップも名陶銘です、一客しか有りません。
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下のカップも名陶製ですがイギリスのトライアンフ社の販売促進用に注文
された品物です、トライアンフと言えば飯塚オートで一時代を築いた競争車
で有名です。
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東洋陶器のカップです、現:TOTO㈱は東洋陶器から社名変更した会社です。
TOTO㈱は現在では衛生陶器を製作していますが、会社発足時は西洋
食器を製作していたのです。
東洋陶器は日本陶器が小倉に作った工場でしたが完成と同時に独立した。
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下のセット物も東洋陶器製です、現TOTOの前身会社が作ったのですネ。
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名古屋製陶所の絵皿です。
名古屋製陶所が現存していればオールドノリタケと互角の評価がされてい
たと考えています、それほど質・量とも良いと思います。
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  次回は古壺を紹介します。
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by kahohira | 2012-12-11 17:28 | 骨董 | Comments(0)

パゴダ(仏塔の意味)

パゴダ像の女神です。
西洋人から見た東洋人はこのような顔に見えるのだそうです。
ここまではひどくないと思いますけどネ。
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全体を見てみましょう。
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頭と舌が動いているのがわかりますか。
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手首も動いています。
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頭を持ち上げて抜いてみました、分銅の長さで首振りの速さを調整します。
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マイセン窯印が付いています。
パゴダ像はマイセン窯が有名ですが高価です、小さな像でも100万前後、
大きな像は数百万円します、このパゴダ像は本当にマイセンでしょうか?。
マイセン窯の近郊にも沢山の窯がありパゴダ像を焼成しているそうです。
マイセン窯のパゴダは他の窯の物と比べると大変きれいに出来ているそう
です、この像は見た目にはきれいですが細かく見ると雑な処もあります。
マイセン製品には贋作が多いと言われています、マイセン窯印はまったく
あてになりません、たぶんこれも贋作だと私は考えています。
本物を買う時は窯印と作製番号を記載されたマイセン発行の書籍で確認す
る必要がありそうです。
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次回はオールドニッポンを紹介します。
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by kahohira | 2012-12-04 17:06 | 骨董 | Comments(0)

古伊万里 その9

大蓋鉢
幕末~明治初期、このよう鉢は骨董店で時々見かけます。
蓋の裏に亀が何かを吐き出している絵が描いてあります、何でしょうか?。
江戸期までの人は蜃気楼は貝・亀・仙人が吐き出したものが見えている、
と考えていたようです、自然現象の説明が付かなかったためでしょうか。
幼稚な絵ですが漫画をみるようで面白いです。
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薄い青磁釉がかかった江戸後期の作品。
鯉は伊万里焼にはよく描かれています。
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1730-1760年 高台銘は筒江冨貴長春、筒江は窯名です、
窯名が入る伊万里焼は数は少ないと思います。
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長四角皿、明治。
明治期まではおさしみを食べる習慣はあまり無かったようです、
そのため丸皿は多いがおさしみ皿は少なく価格は高めです。
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江戸後期、波佐見焼。
波佐見焼は庶民向けの食器を焼成していて重ね焼をするため丸く釉はぎを
して積み重ねて窯入れをしています、窯出し後に釉はぎ跡に色絵を描きます。
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色絵小皿、江戸後期?
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向付2客、明治初期頃
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向付5客、明治初期頃
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江戸後期、器の内面には白色絵の具が使われています、江戸後期の特長です。
銘は奇玉宝鼎之珍、高級食器によく使われる銘です。
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次回はパゴダ(仏塔の意味)マイセンマーク有を紹介します。
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by kahohira | 2012-12-01 11:38 | 骨董 | Comments(0)