鑑定士ハチの部屋

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古九谷

古九谷 色絵小皿
皆様は美術館で30センチ前後の色絵古九谷を見たことがあると思います。
そうです、皿に油彩画で描いたようなあの皿です。
大きな古九谷は市場では今では見る事はありません、しかし小皿ならあります。
この写真の皿も15センチ弱の古九谷です、数はまだ市場にはあるようです。
古美術品は出会えるかどうかです、目の前にあれば買えるかどうか検討する
べきだと思います。
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高台周辺です。
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高台内の銘です。
古九谷の銘は角「福」が多いようです。
この皿の銘はなんと読むのでしょうか?、やはり角「福」でしょうか?。
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これから描いてある絵を見ていきましょう。
尾長鳥が二羽、雲間を飛んでいる絵ですね。
二羽の鳥が顔を見合わせています、尾も伸びやかに描かれています、
かなりの手慣れた描き方と思います(私にはとても無理です)。
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古九谷は描き方に特徴があります、染付で縁取りをしないで直接絵具を置いて
いきます、しかし染付替りに金彩で縁取りしています(雲の周辺)。
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金彩は1660年頃から使用したそうです。
この皿も1660年前後の製品だと考えられます。
金彩は低温で焼きつけるので剥落していきます、尾長鳥の尾には金彩が剥落した
跡が光の当たり方で見る事ができます。
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藍九谷 香炉です。
色絵古九谷の数年後に藍九谷が登場します。
窯の温度が不安定なのでしょうか、ジカンがあります。
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側面の裏側です。
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高台周辺です、三足作りですが中心部に釉薬を剥いだ高台があります。
三足は釉薬が掛かっていますから綺麗です、釉薬は窯の中で物と物を付着
してしまいますから、高台の釉薬を剥いて窯道具の上に乗せ焼きます。
その結果三足は釉薬の掛かった綺麗な足ができあがります。
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香炉を上から見たところです。
上から見ると蕎麦猪口に見えますね。
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   次回は私たちの身近にあつた焼き物を紹介します。
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by kahohira | 2013-04-23 13:58 | 骨董 | Comments(0)

琉球の焼き物

今日、胡蝶蘭の花が一輪開きました、花茎が出てきたのに気づいて約100日位で
咲きました。
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カラカラと呼ばれる物です。
注ぎ口に直しがあります、このような日常使いのものはキズは仕方がないので
しょうね。
雑な絵付けですが、親しみが持てます。
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お神酒徳利三本です。
沖縄の焼き物は本土の焼き物とは色使いが違う、南国的です。
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高台です。
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お茶碗です。
私は抹茶碗として使用しています。
沖縄の焼き物も朝鮮の焼き物の影響を受けていると言われます。
このお茶碗などは朝鮮の焼き物によく似ていますから、抹茶碗として利用で
きます。
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マカイです。
泡盛等をマカイで飲むのでしょう、無傷です。
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皿です。
沖縄の焼き物は陶器です、しかも軟らかい土です、そして戦場になっていますから
キズがたくさん有ります。
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神様に奉げる徳利か花瓶だと思います。
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四耳壺です。
この壺どのように使用したと思いますか?
実は、豚の脂を入れて貯蔵した壺なのです、所かわれば品かわるですね。
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   次回は古九谷、色絵小皿を紹介します。
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by kahohira | 2013-04-15 13:39 | 骨董 | Comments(0)

古唐津

今、九州国立博物館で古武雄展が開催されています、私はまだ見学して
いませんが、近いうちに行くつもりです。
そうゆう訳で今回は古唐津の紹介です。
古唐津は日常生活雑器ですのでたくさんの伝世品がありそうですが、本歌の
古唐津は数は多くはありません。
市場には発掘品(現在は発掘は厳禁)が大部分です、ですからキズ物ばかり
です、無傷は美術館にあります。

徳利(武雄系江戸中期~後期)
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高台
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瓶(二川or弓野窯)幕末~明治初期
この瓶は松の絵が雄渾に描かれています。
土は軟らかくヒビが入りやすい陶器です、無傷の二川焼は数は少ないです。
私は数個見ましたが、すべて欠けているか大きなニュウがありました。
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高台、瓶や壺でこのような高台は珍しいと思います。
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上から内側を見ています。
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金石原窯の発掘品(江戸初期頃)
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高台。
唐津の高台は大きくてはっきりしているものですが、これは貧弱な高台です。
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木原窯、江戸初期~中期頃
唐津窯は同時に伊万里焼も焼く窯元があつたそうですが、伊万里焼の方が
よく売れるの古唐津窯は衰退していったそうです。
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高台
木原窯は発掘蒐集していた方が市場に大量に処分売りを出したため価格が
落ちたそうです。
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  次回は琉球の焼き物です。
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by kahohira | 2013-04-09 18:47 | 骨董 | Comments(0)