鑑定士ハチの部屋

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古平戸 急須

2012.5.19開始のこのブログで骨董品を主に趣味の投稿を始めました。
このブログのレポートを見ると2000人以上の訪問者数をカウントしています。
近況では毎日十名位の読者から本ブログへのアクセスがあります。
たいへん嬉しく、また自分の励みになります、これからも自分の周辺で起きる
事象等を含め趣味の投稿を続けていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

今回も過去に一度紹介した古平戸をもう少し詳細に見ていきます。
古平戸 鶴亀文 急須
購入先:佐賀市公売オークション
落札額:38000円
他には初期伊万里等の出品があったが本品以外は負けました。
高:16cm 長さ:17cm 横:17cm
白磁  陽刻に呉須で鶴
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この面は呉須で亀
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正面 注ぎ口に窯傷がある。
形・鶴亀文からして慶事用の酒器でしょう。
釉薬は生ガケのようです。
知人の骨董店主に本品を見てもらいました。
『平戸焼、こう言うものは高いのヨ』との回答、それ以上の説明なし。
自分のお店で扱う品ではないと言う事でしょうか?。
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蓋。 壽と萬の陽刻文字。
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底。 平戸の急須(水注)は高台なしベタ底(少し碁笥底)で作られている。
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製作法は型枠ではなくすべて手作りのようです。
釉薬は生ガケだとすると作成時期は?「いつなの~」。
伊万里だと「生ガケ」は初期伊万里を連想するけど、平戸は?。
同手の物をインターネットで探してみました東北大学に寄贈された暁烏コレクション
に一件ありました、でも説明は「産地:平戸」のみで製作時期は記載なし。
私は「初期平戸」と言われる焼き物はまだ見ていません、もし本品が『初期平戸』
ならすごく高価な品を持っている事になるが『そんなことある訳ないよねウフフ』。
でも骨董品の楽しみ方はよく解らない品物を自分の都合のよい様に想像する事が
できる事でしょうか、あとで正体が判ってガッカリするのですが。
何時の日か機会があれば九陶(佐賀県立九州陶磁文化館)へ鑑定依頼する
つもりです。
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柴田コレクションの本です。
九陶(佐賀県立九州陶磁文化館)の当時の鈴田課長(現館長)から紹介された本
です、伊万里焼は研究が進んでおり10年単位で製作時期が確定できるそうです。
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調べたい伊万里焼の製作時期は器形と表の文様・裏の文様等のほぼ近いものを
探せば柴田コレクションの本から確定できるそうです。
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上の本にある写真に近いと思いませんか。
錆釉窓絵山水文 水注 1770-1810年
伊万里焼と平戸焼の表現の違いはありますが同時期の物と判断してよいと思います。
今から200年前の平戸焼でいいでしょう。
高:18cm 長:18cm 
購入先:ヤフオク 購入額:15000円位(よく覚えてない)
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錆釉(鉄釉)陽刻 急須
幕末(文化文政)頃~明治
長:17cm 蓋までの高:13cm
購入先:ヤフオク 購入額:10000円弱
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菊花の陽刻
取っ手は金属です。(後年に取り換えた?)
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蓋。 蓋だけを見れば香炉の蓋の様だね。
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蓋の裏
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底。 平戸の底は高台なし、ベタ底のようですね。
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平戸 急須
幕末~明治 
平戸の鉄釉(錆釉)であれば製作時期は幕末~明治でいいのかな。
長:21cm 高:17cm
購入先:ヤフオク 購入額:20000円弱
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正面
製作法:注ぎ口、取っ手、蓋、本体上部・下部、を型枠で別々に作り合体している。
型枠作りだから端整な形ですが陶土は灰色です。
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底面 軽い碁笥底
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 次回も古平戸かミツバチか です。
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by kahohira | 2013-08-31 14:05 | 骨董 | Comments(1)

古平戸 亀型酒器

亀型水注 2器。
過去に同手の物が「なんでも鑑定団」に登場しました。
中島誠之助さんは「江戸中期頃の平戸焼」であると評価しました。
でも私は幕末~明治の平戸焼だと考えています。
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完品(無傷)です。
全長:16cm、横:13cm、高さ:14cm
白磁、甲羅部を染付と陰刻で表現しています。
ヤフオクで2万円弱で落札しました、しかしその後この手の物をさがしていますが
古平戸では見かけません、薩摩焼の現代物は一度見かけました。
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後方、尻尾部を曲げて取り手にしています、毛(海藻)を線の陰刻で表現している。
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顔正面、口が注ぎ口になっています。
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底辺部、無釉です天草陶石でしょう、きれいな白です。
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蓋を外した所です、切込みを2段にしています細かい作業が必要です。
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蓋です、縦:5.1cm、横:7.4cm、高さ:3cm。
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足部です、4指です。(亀は4指でしたか?)
足のウロコ?も表現しています。
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斜め後ろからの映像です。
今から150年位前の作品でしょうが平戸の陶工さんは面白い物を製作したと
感心しています。
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こちらは白磁に鉄釉をかけています。
これもヤフオクで七・八年前に1.5万円位で落札しました。
私はヤフオクではこの2件しか見ていません2件とも私が落札しました。
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斜め前からの映像です、鉄釉のほうが存在感があるように思うのは私だけ
でしょうか、私は鉄釉の方が好きです。
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尻尾部を内側から見ています。内側は全体に鉄釉がかかっています。
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この二つの作品は形・サイズ等は同じです、同時期、同窯で製作した物でしょう。
鉄釉の有無だけの違いです。
細部を見てみると首部位・足のある部位・甲羅部位・尻尾部位の四か所を型枠で
別々に作り合体して製作している様に思えます。
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蓋は前所有者が割れたため漆で作ったそうです、これはこれで手が入っています。
このような蓋物・細工物は落下等でキズ物になりやすいのです古平戸の細工物
は直し等があるのが多いです、よく確認することが必要です。
価格的には完品とキズ物では当然に差がでますがこのような作品の出品は少なく
出会えれば購入を検討してみるべきです(キズの程度にもよりますが)。
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首部です凛とした感じで「いいな~」と思います
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    次回も古平戸を予定していますが日本ミツバチに変更かも。
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by kahohira | 2013-08-22 17:08 | 骨董 | Comments(2)

平戸 根付

このブログで今までに私の所有している古美術品を紹介してきました。
たくさんの方からブログを見ていただいています感謝しています。
なかでも、根付・平戸焼を熱心に見ている方が多いように感じます。
そこでもうすこし詳細に中身を紹介していきます。(サイズ・購入価格等)
皆様も骨董品がどの程度の価格で購入できるのか感心があると思います。
知人の骨董店主は『骨董品はそれぞれの相場がある』と言っています。
その骨董店主の仕入れ先はハタ師だそうです(ハタ師:骨董店等を廻る
仲買業者)仕入れ価格にお店の利益を乗せて販売価格を決めます。
骨董品は値切りは当然の暗黙の了解事項です、骨董店主側も当然に値引
き分を上乗せしています。

今回は平戸焼根付です。
私の所有している平戸根付七個です。
製作:十九世紀中頃
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白磁:酒仙人
高:6㎝ 価格:一万円前後
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紐通 穴です、本歌根付は穴のあけ方に特徴があります。
片方は正円、もう一方は長方円です、そしてすこし斜めに穴が空いています。
(写真ではハッキリしませんね)
理由は実際に紐を通してみると理解できます。
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貝の上に亀とカニがいます。
幅:4.5㎝
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貝 幅4㎝
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ネズミ 幅4㎝
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上三個の紐通穴 二つの穴の大きさ・形は同じではありません。(微妙に違います)
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面根付 高さ:3.8㎝
面根付だけを蒐集している方もいます。
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紐通穴は一つです。
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犬 幅:5㎝ 根付にしては少し大きめです。
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紐通穴は底ではなく後側です、この写真では穴が斜めに空いているが分りますね。
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猿 高:4㎝ これは根付ではなく「緒締め」です。
「緒締め」は印籠・煙草入れ等の蓋を閉めておく役目のものです。
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紐通穴は「緒締め」の役目上、背中から下に開けられています。
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「酒仙人」以外の6個はまとめ買いです、価格は二万円弱でした、一個三千円位で
しょうか。
この平戸根付の購入価格は高いのか安いのか?私にはよくはわかりませんが、
根付・古平戸は熱心な収集家も多く『将来性はかなりある』と確信しています。

   次回も古平戸です。
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by kahohira | 2013-08-14 11:33 | 骨董 | Comments(0)

織部と真葛と伊万里

皆様、たいへん暑いですね、おかわりはありませんか。
季語では『残暑お見舞い申し上げます』となるのでしょうね。
こんなに暑いと冬の寒さの方が良いように感じます。
今日は外には出かけずブログで遊びます。

織部焼
お茶碗の共箱(現代物・作家物?)。
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製作者は市川染五郎。
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九代目:松本幸四郎(松たか子の父)です。
織部焼は何を描いているのか?わからないのがルールですね。
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染五郎の押印です。
この作品はどんな経緯で作製したのでしょうか?。
趣味で作った物が市場に流れた?・イベント等でファンに配布した?。
よくわかりませんが、歌舞伎ファンには魅力あるものでしょうね。
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真葛焼(宮川窯)
杯洗だと思います。
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真葛焼は明治期に輸出品で有名ですが現在では海外から里帰り品で人気があり
高価な作品が多いです。
見込みはウサギです、杯洗ですから盃を洗うために水を入れるとウサギが動く
ように見えるのです、このような作り方が真葛焼の面白くて人気があるところで
しょうね。
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高台内の「真葛」の銘です、宮川香山作かは?です。
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蕎麦猪口五客です。
こちらが正面でしょうか。
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裏面でしょうか。
最近は蕎麦猪口は高価になり一個のバラ売りが多いです、五客セットは珍しく
なりました。
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ベタ底高台です、ベタ底高台は蛇の目高台より時代は古いと言われています。
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初期伊万里、発掘陶片のつなぎ合わせです。
知り合いの骨董店主に見せたら『安南発掘陶片かもね』と言われました。
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高台付近です。
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次回は過去に紹介した古平戸焼を再度、詳細に見ていきます。
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by kahohira | 2013-08-10 10:10 | 骨董 | Comments(0)

日本みつばちB群

今年、日本ミツバチを二群捕獲しました。
自宅庭で一群、近くの姉の庭で一群です。
姉に「待ち巣箱を置かせて」とお願いしました、姉は気持ちよく
了解してくれました、感謝です。
今後、自宅庭はA群、姉の庭はB群と呼ぶことにします。
前回はA群を紹介しました、今回はB群について報告します。
巣箱に入居したA群は弱小群でした、しかしB群は元気な強群です。
B群の活動エリアには蜜源が豊富にあるのだと思います。

2013.04.28現在
下の写真はB群の待ち巣箱です、待ち巣箱は日本みつばちを捕獲する
ための仮の巣箱です。
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2013.05.10現在
蜂が入居すると姉も日本ミツバチに興味が湧いたようで「ここに置いた
ままでもいいよ」と言ってくれました。
蜜源が豊富にある姉の庭でB群を飼うことにしました。
仮の巣箱を本巣箱にするために台座と本体を二段から四段に変更しました。
下の写真は台座と増段した付近です。
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2013.07.10現在
巣箱の中にカメラを入れました、たくさんの蜂がいます、巣箱の中に素手を
いれても刺すようなことはありません、おとなしい蜂です。
多数の蜂で巣版(巣板)は見えません、どうなっているの?。
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2013.07.20現在
10日ぶりにB群を観察に行くと巣門付近が変です。
蜂が少なく静かです、どうしたのでしょうか?。
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直ぐに内見のためカメラを入れました。
巣箱の中は蜂は少なく巣版(巣板)が見えます、入居後、二か月半位
でここまで出来ています、さすがに強群の蜂です。
しかし、この蜂の数ではスムシの侵入が心配です。
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結論、元気な強群は夏分蜂するのです、分蜂は蜂の勢力を半減するため
外敵からの攻撃が心配です、早く新女王蜂が処女飛行での交尾後産卵
し勢力を回復して欲しいと願っています。
それにしても旧女王蜂は住み慣れた実家を新女王蜂に譲り何処に新居を
求めたのでしょうか?、私は娘を見知らぬ所に嫁にやった様な心境です。
旧女王蜂一族が無事に健やかに暮らしていける事を願うばかりです。

2013.08.04現在
かなり蜂数が増えてきました、新女王蜂の産卵は順調の様です。
夏真っ盛りで蜂の活動も良好のようです、『ガンバレ新女王蜂!』。
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ちなみに、弱小群で入居したA群は今の所、分蜂の気配はありません。
私は夏分蜂しない方が安心です。
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by kahohira | 2013-08-04 13:53 | 日本みつばち | Comments(0)