鑑定士ハチの部屋

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平戸焼


ケヤキ製の箱です。
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鉄製の把手、この角ばった作りは江戸期のものです、明治になると丸い把手作りに
なります。
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前蓋をとると磁器製の人形が入っています。
この箱は共箱なのかは定かではありません、共箱であれば作品は江戸期のもの
となりますが、後で箱の中身が入れ替わる事は多々ある事だと思います。
知識不足で共箱の真贋はわかりませんが人形とのサイズは合っています。
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この平戸焼は私が骨董に興味を持ち始めた頃に購入しました、その頃は骨董の
見方が判らずに骨董店主に質問ばかりしていました『あなたは熱心だね』と言い
ながら質問に答えてくれました、質問だけで何も買わないはただの営業妨害その
ものでしょうから、今後のお付き合いと言う意味で店主のいいなりの45000円で
我が家に引き取りました。
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顔のアップ。
髪・眉・目・鼻・口・・・・かなり細かい作業の手が入っています、少しコワイよ。
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両手の間(ふところ)にカエルを抱いています。
この作品名は「ガマ仙人」だと思います、ガマ仙人の操るガマは前足二本後ろ足は
一本だそうですが本品は前後二本ともあります。
平戸焼には〇〇仙人と呼ばれる作品が多数あるようです。
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別の角度からパシャと撮影、ガマが判りにくいかな?。
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背中から撮影。
個人的には女性が片肌脱いでる後姿が好きなんですが・・・・、これは余談ですね。
高さ:25cm 横:15cm
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底です。
径:13cm  天草陶石。
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宝船 香炉
全長:27cm 高さ:19cm 重量:約2キロ弱(すこし重い)
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船首側からの写真。
大黒様が前方斜め前を見ています。
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大黒様に下船してもらいました。
香炉の蓋になっています、足の下は煙抜きの穴が空いています。
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蓋の裏側、キズはありません完品です。
購入先:ヤフオフ 8500円
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船の全形を海鳥目線でみる。
船倉の内は空き室です。
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次に登場するのが私自身がよく解ってない焼き物です。
径:15.1cm 高台:8.5cm
購入先:ヤフオク
購入額:52000円(ライバルが多くて高額になった)
出品者の説明:盛期伊万里
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描いている絵だけを見ると「鍋島」と思うのだが?。
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蝶も丁寧に描いている、モスラーみたい。
後日、平戸の本で小鉢に描かれた同様の絵を見つけた。
しかし、平戸焼との説明のみで時代的な説明は無し。
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骨董店主にみせたら、『盛期伊万里なら表にこれだけの書き込みがあれば裏にも
丁寧な書き込みがあるはず、鍋島なら高台の作りが違う、のこりは平戸しかない』
との談話。
幕末~明治初の平戸でいいのかな?、誰かわかる方教えてください。
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平戸焼の共箱「栄螺蓋物」と書かれている。
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共箱の蓋を取りました、中身はサザエの焼き物。
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このサザエの焼き物、大きいの、横の単三電池と比較してください。
長さ:22cm 高さ:14cm
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サザエの蓋の大きさも単三電池と比較で判ると思います。
摘みはタコの頭
径:12cm 高さ:タコの頭まで 5cm
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蓋の裏側、本物のサザエの裏蓋の模様になっています 。
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カニ・フジツボ等が貼り付け技法で作成されています。
購入先:ヤフオク 14000円
この手のサザエは大・中・小あります、骨董店にはまだ在庫はあるようです。
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by kahohira | 2013-09-21 11:41 | 骨董 | Comments(5)

古平戸 水注

我が家にお住いの恵比寿様2名と布袋様2名にご登場いただき生い立ち等を
お尋ねしていきたいと考えていますご返答をよろしくお願いします。
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まず最初に登場していただくのは恵比寿A様です。
恵比寿A様は生れはどちらで、いまおいくつですか?。
A様:『生れは三川内、歳は明治生まれじゃから、かれこれ100歳はすぎてるヨ』
100歳すぎですかお若くみえますね、お体もキズもなく元気そうですね。
たいへん立派な鯛をお持ちですね。
A様:『わしはタイ釣りは得意だよ、商売繁盛の神様だからね、メデタイ・オメデタイ
    が私の心意気だからね』
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横からの姿も均整がとれていい感じですね。
A様:『そうだろう、蓋がいいだろう、わしのような細工物は蓋の存在が大切なのヨ』
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それでは蓋を取っていただきましょう。
アレ~、蓋うけ口に小さなカケがありますネ。
A様:『何代か前の所有者が無理やりに蓋をこじ開けたのでネ』
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蓋のアップですね。
A様:『摘みは鯛の胸びれカナ、いいだろう』
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蓋の裏側ですね。
A様:『厚みがあつて、天草陶石だから色白だよ』
   『わしは18000円でヤフオフで落札されたのヨ、前所有者はイヤイヤ売った』
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つぎに登場いただくのは恵比寿B様です。
あなた様は恵比寿様ですか、それとも琴高仙人ですか?
B様:『どうちかな、たぶん琴高仙人をイメージしているのではないかい?』
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キズもなく元気そうに鯛(鯉かな?)に乗っていますね。
B様:『腰にさげてるビグには魚ではなく酒をしこたま入れてるヨ』
   『俺はヤフオフで5000円位で落札されたんだ、悲しいヨ』
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次に登場していただくのは布袋C様です。
布袋C様は高笑いしていますね。
C様:『縁起物の布袋様だらね暗い顔はできんよ』
   『わしはね、九州陶磁文化館でお正月期間に展示されてたのよ、なんと言ても
   縁起物だからネ』
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C様:『でもねこの四人の中ではわしが一番若いのよ』
エ~、どうしてわかるのですか?
C様:『それは注ぎ口の作りの違いだヨ、先端の穴に一手間入っているのだヨ、
    他の三品は先端はそのままの作りだヨ,注ぎ口の穴が小さくなっている
    のが判るかな』
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蓋を外して真上からパシャと撮影。
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蓋の表です。
何度も言いますが細工物では蓋の存在で価格は変わります、本来の蓋の有無を
確認して購入してください。
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蓋の裏です。
同手の物は骨董店で何度かみていますが、大半は蓋なしです価格は骨董店
で三万円位です、私はヤフオフで15000円でした。
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四人目は布袋D様の登場です。
軍配を持っていますね、あ~、注ぎ口にソゲがありますね、痛くはないですか。
D様:『わしくらいの歳になると満身創痍になるネ、歳だから仕方がないよ』

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上からの写真。
蓋がありませんね?。
D様:『元来はあったと思うヨ、100年以上過ぎると仕方のないところもあるよね』
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D様:『キズは痛いけどお客様の前では笑顔は絶やさないヨ、気持ちよくお酒を
    飲んでもらいたいからね、いい笑顔だろう』
   『でもねキズのせいでヤフオフで一万円弱で落札されたヨ』 
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四作品の底です、色白の天草陶石です。
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   次回も古平戸です。
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by kahohira | 2013-09-08 14:22 | 骨董 | Comments(2)