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鑑定士ハチの部屋

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金継ぎその2

前回、金継ぎをしたいとブログに投稿しましたが、
重い腰がなかなか上がりません。
と言いますのも大雑把な自分自身の性格が判っている
からです。
いきなり金継ぎに取り組むとかならず後悔する結果に
なります、そして気持ちが凹みます。
そこでプロの金継ぎ(たぶんプロの仕事だと思う)の作品
をよく見て参考にしたいと考えています。

古伊万里 柿右衛門 白磁三足皿5枚 1670-1690年
金継ぎその2_b0246869_16453305.jpg
この皿は「足付」です、高台作りではなく「足付」なのです。
この作りが「柿右衛門手」と言われる所以でしょうか。
無傷の完品ならとても私が買えるような金額ではないでしょう。
金継ぎその2_b0246869_16454432.jpg
5皿ともニュウ、カケがあります。
金継ぎその2_b0246869_16463097.jpg

白磁の直しは「金直し」が定番のようです。
キズ跡を手で触ると凸凹感はありません。
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ニュウにも金で丁寧な直しが表裏とも行なわれています。
金継ぎその2_b0246869_16472078.jpg
この皿は足部に「金直し」です。
金継ぎその2_b0246869_16473156.jpg
ここまでの直しは私には無理でしょが、蕎麦猪口の小さなカケ等から
挑戦していきたいです。
この柿右衛門手の皿は金継ぎでの直しが出来ていますので骨董品とし
ては完品に準ずる扱いになります。
もちろん、食器として使用しても何の問題もなく「OK」です。





by kahohira | 2014-11-19 18:20 | 骨董 | Comments(0)